街と村 ご紹介

花花

Leaderfoot Viaduct  リーダーフット・ビアダクト
               2010年5月24日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

ナビ子ちゃんに次の目的地Melroseを入力すると予想とは違う道を指示された。A68を通るのではなく、先ほどのスコッツ・ビューを通り、 途中からUnclassifiedのカントリーロードをショートカットする道だ。(これがスコッツの葬列が通った道に相違ない)
指示通り走っていると、見覚えのある風景を通過した。もしやと思いUターンすると、リーダーフット・ビアダクトの近くだ。 もちろん今日の訪問先に入っているが、Melrose Abbeyの後の予定だっただけに、ここでの遭遇には感動だ。
Berwickshire Railwayの鉄道橋として1865年に架けられたというこの橋は、ビクトリア女王をして"immense"と言わしめたほど、大きくて素晴らしい高架橋だ。 05年にこのビアダクトを見て以来、意識してビアダクトを訪れてきたが、未だ嘗て、これに勝る美しいものに出合っていない。 高さ37m、長さ245m、アーチ数19だ。使われなくなっておよそ100年、古き良きものを大切にするイギリス人の気概が伝わる。
このビアダクトのフォーカスポイントはオールド・ブリッジからだ。何度もシャッターを切りながら、橋を渡り、反対岸からオールド・ブリッジと 新しいA68の鉄橋の写真も収めた。05年の心残りを解消できた。(オールド・ブリッジは1780年、A68は1973年の完成だ)
この時、橋の袂にスポーツカーを乗り付けたカップルの男性が、カメラを片手にオールド・ブリッジを走り写真を撮り始めた。同好の士が現れたと喜んでいると、 女性の方が何か大きな声を男性に掛けた。何事かと思ったら、男性が欄干の陰にしゃがみこんだ。どうやら、私が橋の写真を撮るのに邪魔になるから隠れろと言ったようだ。 何んとも親切なことだ。急ぎシャッターを切り、大きな声で「サンキュー フィニッシュド」を伝える。橋の袂で改めて礼を言い、お互いの写真を撮り合い別れる。 思い出がまた一つ増える。そして、5年前のこの街での出来事を鮮明に思い出す。

Leaderfoot Viaduct Leaderfoot Viaduct Leaderfoot Viaduct Leaderfoot Viaduct

Information
 Address  Leaderfoot, Melrose, Scottish Borders TD6 9DQ
 Telephone  -
 Web Site  Leaderfoot Viaduct

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

ご意見・ご感想・ご質問などご遠慮なくお寄せください。
book

home

花花